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夏を彩る花木の代表といえば、
百日紅・夾竹桃・芙蓉・凌霄花・木槿あたりではないかと思います。 漢字検定の問題のようですが、 読みはサルスベリ・キョウチクトウ・フヨウ・ノウゼンカズラ・ムクゲです。 この中で、百日紅は百日間は大袈裟だとしても、結構長期にわたって夏を彩っています。 その割にあまり認知度や人気がないのが不思議だったのですが、 理由の一つを見つけました。 それは花の形にあるのではないかと思うのです。 つまり、形態として認知しにくい形なのです。 梅や桜、紫陽花、向日葵、秋桜など 季節を象徴する花としてすぐに名前が浮かぶものは 形態がシンプルで形をイメージしやすいため、 記憶に残りやすいのではないでしょうか。 それらにくらべ百日紅はとらえどころないかたちのため、 自分自身にも他人にもそのイメージを伝え、 記憶することが難しいのです。 例えば桜は、形態として抽象化されやすいため、 一度その過程(イメージ化=象徴化)を経ると、 実体と離れてどんどんと抽象化を進行させ、イメージが増殖します。 イメージの中では突然変異はありませんから、 抽象化の行き着く先として桜のイメージは言語と同質になり、 伝達力を強めるのです。 それに比べ、私自身、百日紅は今もってその形態を把握できていませんし、 百日紅を見事に抽象化=象徴化した図版を見たことがありません。 当然、言語的伝達力を持ち得ません。 だから、花の少ない夏期に長期にわたって美しい花を咲かせるにも関わらず、 その木肌の特徴から“サルスベリ”と名付けられた理由も頷けます。 従って、花としてのイメージを広めることができず、 認知度や人気がないのではないか。というのが私が行き着いた一つの結論です。 写真を見ていただくとお分かりと思いますが、美しい花ではありませんか。
by z20070715
| 2007-09-08 05:30
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